「堕落する高級ブランド」
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図書館の本棚から"読みなさい"と言われているような気がして
「堕落する高級ブランド」を読みました♪ 
作者は「ニューズウィーク」パリ支局で文化・ファッション欄のライターだった方
訳はファッションがテーマの本の翻訳を多く手がけてらっしゃる実川元子さんです

仕事しながらよく思うこと
フランスの生地メーカーが東欧諸国で生産した生地はフランス製なのか?
イタリアの生地メーカーが生機(キバタ 染色加工前の織っただけの生地)を
中国から輸入してイタリアでプリントしたものはMade in Italyなのか?

こちらの本ではこういったファッション業界の矛盾や取り巻く状況を
高級ブランドの儲け主義を起点に展開されています

一部の富裕層のものだった高級ブランドがより稼ぐために
中間層をターゲットにした商品の販売を始め ブランドを民主化したというくだり
その勢いの拍車をかけたのが80年代の日本であると
分かったいたけど日本人として厳しいご指摘・・・
しかし日本は狭い国なのにすごいたくさんブランドショップがありますよね~
外国でも買うし~
でも今ものすごいのは

中国人 彼らがファッションだけでなくその他においても
なぜ知的財産という概念が育たないのかがもう1つの私の疑問でして
単純に儲けたいのだと私は思っていたのですがその点について

歴史的に知的所有の概念を持っていないとした上で
☆教育を民主化した最初の人物である孔子は、すべての教室に知識を広めるべく
  学者の偉大な作品を模写して学べと奨励した
☆中国共産党の指導者が個人でも企業でも組織でもなく
 「国が全ての財産を所有する」と明言している などの例をあげています

ふーん単に儲けたいだけではないよう
世界の工場がこの考えでは高級ブランドが偽物対策を強化するもの納得
でも今や工場もより安い人件費を求めて中国からベトナムなどに移転しているそう
最近確かにタグにVIETNAMやINDONESIAという文字を見かけます

今回改めてファッションの世界のクレイジーさを感じ 
記号でしかないと分かっていても
ブランドの魅力に惑わされる自分にあきれてしまいました
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by Sigkeiko | 2010-07-06 14:28 | 映画・本


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