「ナニカアル」
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会社の人が貸してくださったので(色々貸してくださるのです)
桐野夏生の「ナニカアル」を読みました
「放浪記」の林芙美子の回想記なのか小説なのか
分からない原稿が出てきたという設定

帯には
"戦争に翻弄された作家 林芙美子の秘められた愛を炙り出し~と書かれている
でも私は秘められた愛よりも彼女の作家としての生き様に凄みを感じました

軍部が書いて貰いたいことだけを書く作家意外は要らないという時代
自分の書きたいものが書けず 
書いたのがまっすぐ伝わらない状況にありながらも芙美子は
「・・・だって 書かなきゃ食べられないんですもの。
・・・私たち(作家)は署名原稿を書いている。だから原稿に責任を負うのよ。・・・
私が軍のお先棒を担いだとしても
それが間違いだったとしても 恥じてはいないわ・・・」と言い切る
まさにプロ魂!!

この作品 何か賞を取ってもおかしくないなと思いました
今「放浪記」も売れているそうですね これ読んだら読みたくなります
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by Sigkeiko | 2010-04-09 23:27 | 映画・本


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